イギリスの祝祭日は、バンクホリデー(Bank Holiday)と呼ばれ、直訳すると「銀行の休日」ですが、銀行に限らず政府や公立機関、学校、一般企業もほぼ休業となります。
スーパーやデパートなど多くの商業施設では、祝祭日もオープンしていますが、営業時間が平日よりも短いため、旅行日程に祝日のショッピングをご予定の方は、デパートやお目当てのショップなど営業時間を事前に確認した方が賢明です。
大型連休は春のイースター(復活祭)と冬のクリスマスです。イースターの大型連休の間は、キリスト教国の学校や一般オフィスもお休みになるため、ロンドンは世界各国から訪れる観光客で通常以上に賑わいを見せます。
クリスマス当日と翌日のボクシングデーは、お店も休みの所が多く、列車、バスも運休する路線が多いため移動日に当てている方は要注意です。
イースターやクリスマスホリデー期間、またその前後にご旅行プランを立てる場合は、フライトやホテルが混み合うため早めの予約をおすすめします。
12月25日クリスマス当日は、列車、地下鉄、バス、コーチなどほぼ全ての公共交通機関が運休になります。移動手段はタクシーやミニキャブぐらいしかなく、追加料金が加算されるため通常より割高です。クリスマス翌日の12月26日は、休日ダイヤもしくは運行本数や間隔を間引いた特別ダイヤで運行されます。
イギリス祝祭日の早見表
イングランドとウェールズ、スコットランドの3年分(2022年、2023年、2024年)のイギリス祝祭日の早見表を作成しました。旅行のスケジュール作りにお役立てください。
- 2022年はエリザベス女王の在位70年を記念した、プラチナ・ジュビリー・バンクホリデー(Platinum Jubilee bank holiday)が加わります。
- イングランドとウェールズは祝祭日が同じですが、スコットランドと北アイルランドは、それぞれ若干異なりますのでご注意ください。
イングランドとウェールズ (England and Wales)
祝日・バンクホリデー | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|---|
ニュー・イヤーズ・デイ New Year’s Day |
1月3日(月)-振替 | 1月2日(月) | 1月1日(月) |
グッド・フライデー(イースター) Good Friday (Easter) |
4月15日(金) | 4月7日(金) | 3月29日(金) |
イースター・マンデー (イースター) Good Friday (Easter) |
4月8日(月) | 4月10日(月) | 4月1日(月) |
アーリー・メイ・バンクホリデー Early May bank holiday |
5月2日(月) | 5月1日(月) | 5月6日(月) |
スプリング・バンクホリデー Spring bank holiday |
6月2日(木) | 5月29日(月) | 5月27日(月) |
プラチナ・ジュビリー・バンクホリデー Platinum Jubilee bank holiday |
6月3日(金) | – | – |
サマー・バンクホリデー Summer bank holiday |
8月29日(月) | 8月28日(月) | 8月26日(月) |
クリスマス・デー Christmas Day |
12月27日(火)-振替 | 12月25日(月) | 12月25日(水) |
ボクシング・デー Boxing Day |
12月26日(月) | 12月26日(火) | 12月26日(木) |
プラチナ・ジュビリー・バンクホリデーは2022年のみ |
スコットランド(Scotland)
祝日・バンクホリデー | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|---|
ニュー・イヤーズ・デイ New Year’s Day |
1月3日(月)-振替 | 1月2日(月) | 1月1日(月) |
ファーストマンデー 2nd January |
1月4日(火)-振替 | 1月3日(火)-振替 | 1月2日(水) |
グッド・フライデー(イースター) Good Friday (Easter) |
4月15日(金) | 4月7日(金) | 3月29日(金) |
アーリー・メイ・バンクホリデー Early May bank holiday |
5月2日(月) | 5月1日(月) | 5月6日(月) |
スプリング・バンクホリデー Spring bank holiday |
6月2日(木) | 5月29日(月) | 5月27日(月) |
プラチナ・ジュビリー・バンクホリデー Platinum Jubilee bank holiday |
6月3日(金) | – | – |
サマー・バンクホリデー Summer bank holiday |
8月1日(月) | 8月7日(月) | 8月5日(月) |
セント・アンドリューズ・デー St Andrew’s Day |
11月30日(水) | 11月30日(木) | 11月30日(土) |
クリスマス・デー Christmas Day |
12月27日(火)-振替 | 12月25日(月) | 12月25日(水) |
ボクシング・デー Boxing Day |
12月26日(月) | 12月26日(火) | 12月26日(木) |
プラチナ・ジュビリー・バンクホリデーは2022年のみ |
関連サイト
英国政府のウェブサイトで、イギリス(イングランドとウェールズ、スコットランド、ノーザンアイルランド)の今年を含めて過去5年から来年までの祝祭日が確認できます。
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イギリスのコンセントと電圧
イギリスの電圧は240ボルトで、電気製品のコードの差し込み口であるコンセント(プラグ)は角型三股です。 イギリスのコンセント(プラグ)の形状 日本の二股のプラグからイギリス用の三股に変換するコンセントは「UK Visitor plug」としてイギリス国内の電器店、デパートのトラベルグッズを扱うコーナー、またスーパーや雑貨店などでも販売していますが、必ずしも入手できるとは限らないため持参するようおすすめします。 日本で用意する際、電気家電用品店またはデパートの旅行用品のコーナーで、「日本の電化製品をイギリスの角型3ピンのコンセントで使用する変換プラグ『BF角3ピン』」と、お買い求めください。 イギリスの電圧 イギリスの電圧は日本よりかなり高い240ボルトです(日本は100ボルト)。誤って、イギリスのコンセントにそのままつなげると、電気製品が破損する恐れがあります。このため、電圧を調節する変圧器が必要です。ただし、現在、ノートパソコンやデジタルカメラまたスマートフォンを含む海外対応の携帯電話の充電アダプタ-は、ほぼ240ボルトに対応しています。念のため対応しているかどうか充電アダプタの表示を確認ください。 携帯やデジタルカメラの充電器が240Vに対応していれば変圧器は必要なく、変換プラグアダプター(三股の差し込み口)のみで使用できます。なお、ドライヤーなど他の家電製品や電子機器をお持ちになる場合は、海外仕様として240ボルトに対応していなければ変圧器が必要です。 -
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イギリスのお天気と時差
イギリスの天気 ヨーロッパでも北に位置し、樺太と同緯度のイギリスですが、メキシコ湾から流れる暖流、メキシコ湾流の影響により、気候がマイルドで、スコットランドの一部を除いては、雪が降ることはほとんどありません。 3月、4月は、肌寒い日があったり、急に気温が上がったりと不安定ですが、5月、6月は晴天で爽やかな日が続き、真夏の7月、8月の平均気温も22度前後で、涼しく過ごしやすい夏が楽しめます。9月初旬には秋が訪れ、紅葉が楽しめるのは9月中旬から11月の初旬です。 BBCのお天気情報サイトで週間予報と最低気温、最高気温がチェックできます。 BBC お天気サイト:http://www.bbc.co.uk/weather/ 日本とイギリスの時差とサマータイム イギリスと日本の時差は9時間で、日本が9時間進んでいます。日本時間の午前9時がイギリスの深夜0時です。夏はサマータイム制が導入されているため、時計が1時間早まり、日本との時差は8時間となります。 イギリスのサマータイムは、3月の最終日曜日の午前1時から、10月の最終日曜日の午前1時まで実施されます。 2014年のサマータイムは、3月30日(日)から10月26日(日)の深夜1時までです。つまり、サマータイムが始まる3月30日、日曜日の午前1時に時計の針を1時間進めて午前2時とし(忘れると遅刻します)、サマータイムが終了する10月26日、日曜日の午前2時に時計の針を1時間戻して午前1時にセットします。サマータイム終了時は、ちょっと得した気分で、1時間余分にベットの中で過ごせます。 時差早見表 標準 (ウィンタータイム) GMT -9時間 標準 (ウィンタータイム)- 日本との時差 GMT -9時間 日本 深夜0時0:00 ~ 午前3時3:00 ~ 午前6時6:00 午前7時7:00 午前8時8:00 午前9時9:00 午前10時10:00 午前11時11:00 UK 午後3時15:00 ~ 午後6時18:00 ~ 午後9時21:00 午後10時21:00 午後11時22:00 深夜0時23:00 午前1時0:00 午前2時1:00 日本 正午12時12:00 午後1時13:00 午後2時14:00 午後3時15:00 午後4時16:00 午後5時17:00 午後6時18:00 […] -
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イギリスの携帯電話事情
日本の携帯電話は使えますが、でもこんなご注意が・・・ 現在、日本でお使いのほとんどの携帯電話は(旧式を除く)イギリスでの利用が可能ですが、イギリスで使用する際に、イギリスの通信会社の使用料(国際ローミング)がかかり、ご契約されている国内の通信会社の利用料金に加算される形で通話料を請求されます。 ホームステイ先へ連絡をする際や、友人やご家族にちょっとした連絡をしたい場合には便利ですが、ご利用回数が多い場合は通信費が非常に高くつきます。 また日本の携帯のみをお持ちの場合、イギリスで電話を受ける際は、相手がイギリス国内から電話をかけても、国際通話となるためホストファミリーもクラスメートも電話をかけずらい状況となります。 滞在期間が中長期であれば、日本の携帯を使うよりも、また事前に日本でイギリスの携帯電話をレンタルするより、イギリスでプリペイドタイプの携帯電話を購入した方がお得です。 イギリスの携帯電話から格安で日本へ国際電話も可能 イギリスの携帯電話から日本への国際電話も非常に安くかけられるタイプもあります。日本から持参した携帯電話はメールチェックのみに限定し、イギリスの携帯電話を購入し利用することでかなりの通信コストを抑えられます。なお、SIMフリーの携帯電話をお持ちであれば、イギリスでSIMのみ購入しお手持ちの携帯電話のSIMを入れ替えることでそのまま利用できます。SIMは携帯電話ショップやニュース・エージェント(町角にある新聞や食品などを販売する雑貨屋さん)などで販売しており、イギリス到着後に即必要であれば、到着ホールに設置の自動販売機でも入手できます。 お薦めはプリペイドタイプ 日本でいうプリペイドタイプはイギリスではPay As You Goと呼ばれ (略してPAYGとも表記)、パスポートなどの身分証明書の確認など、面倒な手続きは必要なく外国人でも手軽に購入できます。購入時に住所の登録を必要とすることがありますがホテルやホームステイ先など短期滞在の住所でも大丈夫です。 月極や長期契約の携帯電話サービスは、イギリスで銀行口座を持っている必要があるため短期滞在の場合は契約できません。 プリペイドタイプの携帯電話- Pay As You Go/PAYG (ペイ・アズ・ユー・ゴー) イギリスの携帯電話会社(キャリアー)は、T-Mobile(Tモーバイル), Vodafone(ボーダフォン), Orange(オレンジ), O2(オー・ツー), 3(Three スリー)の5社が大手です。その他にも、Virgin MobileやTalk Mobileなど大手の回線を利用して、サービスを限定した格安の通話料金でサービスを提供する携帯電話が数社あります。どの携帯会社でも、プリペイドタイプのPay As You Goを販売しています。 携帯電話本体が通話料込みで£15から£25程度で購入可能 携帯本体の価格は安い機種であれば、トップアップ(通信料)をセットで購入すると£5程度からあります。通常、本体購入と同時に通信料を合わせて購入するため、£10か£20の通話料がセットになり£15から£25程度で購入できます。 携帯電話お取り扱いショップ 携帯電話を販売するショップは、 T-Mobile,やVodafoneなど自社の製品しか取り扱っていない各携帯電話会社のショップ(自社のみ利用できるようSIMがロックされています)と、 Carphone Warehouse(カーフォン・ウェアハウス)、Phone4u(フォーン・フォー・ ユー)など全携帯電話会社を取り扱うショップがあります(どの携帯電話会社のSIMでも利用できるようSIMフリーの携帯を販売しています)。 上記の各携帯電話会社のショップと携帯電話全社を扱うショップは、ロンドン市内の至るところにあり、地方の都市でも通常ショッピング街に行けば見つけることができます。イギリスの携帯電話全社を取り扱っている Carphone Warehouseは店内のディスプレイも見やすく、またパンフレットもあり購入しやすいのでお薦めです。 携帯電話の通話料金 イギリス国内への固定電話や携帯電話への通話料は1分20p-25pですが、ここ数年、国際電話通話料が下がっており、携帯電話から直接日本の固定電話へ1分5ペンスでかけられるプランもあります。日本の携帯電話への国際通話も10ペンスからかけられるプランもあります。 購入した携帯電話を有効にする 携帯電話を購入した時点では、携帯本体とSIMカードは別々になっているので、購入したらその場で、店員にSIMカードをセットしてもらいすぐに利用できるようしてもらうことをお薦めします(頼まないとやってくれないことがあります)。 購入時でもバッテリーはある程度充電されていますが、十分に充電してから使ってください。 “Could you please […] -
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イギリスの薬
鎮痛剤、風邪薬、咳止め、胃腸薬など、イギリスの薬局やドラッグストアー、スーパーで処方箋なしで買える薬をご案内 -
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洋服と靴のサイズ
イギリスの洋服と靴のサイズは日本ともヨーロッパ諸国とも異なります。 レディース衣類 日本 7 9 11 13 15 イギリス 6 8 10 12 14 レディース靴 日本 22.5 23 23.5 24 24.5 25 イギリス 4 4.5 5 5.5 6 6.5 メンズ衣類 日本 S S M M L L LL イギリス 34 36 38 40 42 44 46 メンズ靴 日本 24 24.5 […] -
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空港での免税手続き
免税で買い物を楽しむ ロンドンでたっぷりお買い物を楽しもうと計画されている方に朗報なのがこの免税システム。イギリスでは生活用品、子供用衣類、書籍などを除き、ほとんどの商 品購入時に20%の税金を支払います。EU圏外からの旅行者のために、一度支払った税金=付加価値税(Value Added Tax=略してVAT)が、還付申請すると戻ってくるのがこの免税システムです。これは、すべての買い物に有効ではなく、すこし制約があるので手順をはじめ、システム全般を理解しておくと便利です。 -
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イギリスへの持ち物
イギリスは、お天気が変わりやすく、突然、小雨が降ることが多いので、折りたたみの傘や持ち歩きできる軽いレインコート、また夏場でも防水性の薄手のジャ ケットやコートがあると便利です。夏場でも日没後は気温が下がりますので、フリースまたはセーター類を1枚入れておくと安心です。 海外旅行必需品5つの神器はいつでも取り出せるようスーツケースでなく、手元のバッグに収納してください。 -
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イギリスのお金
イギリスはユーロの加盟国ですが、通貨は独自のポンドです。 ポンドより小さい単位はペンスと呼ばれ、1ポンドは100ペンスです。 コイン ペンスが、1、2、5、10、20、50の6種類とポンドは1ポンドと2ポンドコインの2種類です。コインは日本よりも種類が多い上に、硬貨のサイズが、額が上がるにつれ、順に大きくなっているのではなく、例えば、一番サイズが小さいのは5ペンス硬貨で、20ペンス硬貨より10ペンス硬貨の方が、サイズが大きいなど、大きさがまちまちなので、少し、旅行者泣かせのところがあります。 -
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イギリスの祝祭日 バンクホリデー |2022年, 2023年, 2024年
イギリスの祝祭日(バンクホリデー)が、3年間分(2022年, 2023年, 2024年)チェックできます。 -
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イギリス基本データ
意外に知られていないのがイギリスの正式名所。England ではなく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland- 日本語では、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国となります。連合と名づくほどなので、いくつかの地域が連合しているはずですが、その連合しているのが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドとなります。 人口:約6200万人(日本のおよそ半分) 面積:約24万平方キロメートル (日本のおよそ3分の2) 首都:ロンドン 言語:公用語は英語とウェールズ語 宗教:2010年の調査では53.48%がキリスト教、7.22%その他の宗教、39%が無宗教と回答