SBC*が主催するオックスフォード・カレッジ・サマースクールは、オックスフォード大学のワダム・カレッジとセント・ヒューズ・カレッジのキャンパスで行われます。英語圏への大学進学を目指す15歳~17歳の生徒を対象に、アカデミックなプログラムと学生寮での滞在を通してカレッジの生活を疑似体験できるように工夫されています。将来大学で専攻したい教科を選んで学ぶアカデミックコースが設定され、コース受講に中級以上の英語力が必要です。
ビジネス、エンジニアリング、医学、コンピュータ・サイエンス、法律、国際関係、政治経済の7つのコースがあり、1教科選択します。プログラムの特徴のひとつに、ゲストスピーカーを招いてのレクチャーやワークショップ、職場見学などを通して、各分野についての知識を深める体験型のレッスン「インダストリー・エクスペリエンス(Industry Experience)」があります。また、すべてのコースに、生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」が組み込まれており、クラスメイトと協力しながらプロジェクトに取り組むことで、コミュニケーションスキル、分析・批判的思考、創造性、ソーシャルスキル、プレゼンテーションスキルを養うことを目的としています。志望動機の書き方、面接や人前で話すスキルなど、大学受験に備えるための指導も行われます。
プログラムには、心身ともにリラックスし生徒がお互いに交流し楽しめるよう、スポーツやアート、ミュージアム訪問などのお好みで選べるアクティビティに加えて、ソーシャルイベントも多数組み込まれています。また、オックスフォード市内を訪れ、アカデミックな大学の街の雰囲気を肌で感じることができるのも魅力のひとつです。
2週間の滞在中にロンドン観光が必ず含まれており、散策やショッピングを楽しめるフリータイムも設けられています。コース最終日(2週間毎)には、大学の卒業式を模したフォーマルなグラジュエーションセレモニーが行われ、コース修了証が授与されます。
滞在は、選択コースにより2つの学生寮に分かれ、スタッフと生徒の比率を1対6名とし万全の体制で生徒の安全を見守りサポートしています。
*コースを主催するサマー・ボーディング・コース(SBC)は、オックスフォード、ケンブリッジなどイギリス国内で、6歳から17歳までを対象に質の高い8つのプレミアなサマースクールを運営する英語教育機関です。ブリティッシュ・カウンシルのインスペクションでは、15ある全ての分野で最高スコアを得ており、2018年以来、トップにランクインされています。
SBCは、ケンブリッジのサンクトン・ウッド・スクール(Sancton Wood school)でもアカデミック・サマースクールを開講します。詳しくは、お問い合わせください。
コースの基本データ
コース主催 | サマー・ボーディング・コース (Summer Boarding Courses) |
---|---|
コース名 | オックスフォード・カレッジ・サマースクール (Oxford College Summer School) |
受講可能年齢 | 15歳~17歳 |
ロケーション | オックスフォード |
滞在形態 | 学生寮 |
部屋 | 1人部屋 |
食事 | 全食事(朝食、ランチ、夕食) |
キャパシティ(最大収容人数) | -人 |
スタッフと生徒の比率 | 1対6 |
クラスの最大人数 | 15人 |
レッスン時間 | 週25時間 |
アクティビティレッスン時間 | 週2回(1.75時間×2日) |
レベル | 中級以上 |
受講最低英語レベル | 中級(インターミディエート) |
ロケーション
- ロンドン市内 (London): 90km 約90分
- ヒースロー空港 (Heathrow): 75km 約90分
- セント・パンクラス国際駅 (St Pancras Inter’l Station): 90km 約90分
滞在先の学生寮と部屋について
選択コースにより、またはワダム・カレッジ(Wadham College)またはセント・ヒューズ・カレッジ(St Hugh’s College)の学生寮に分かれて滞在します。2つの寮は徒歩で20分ほどの距離です。
ワダム・カレッジは、街の中心部から徒歩ですぐの距離にあり、部屋はすべてシングルルームで、オックスフォード大学の伝統的な建物での滞在を満喫できます。
セント・ヒューズ・カレッジは、オックスフォード大学の中でも最も大きいカレッジのひとつで、1886年に女子大学として設立され、1986年からは男子学生を受け入れています。この施設では、バスルーム付きのシングルルームを提供しています。
どちらの寮も、ダイニングホール/キャンティーン、コモンスペース、ガーデン/中庭があり、WiFiが利用できます。
食事はビュッフェスタイルで、キャンパスのダイニングホールで提供されます。また、滞在中、少なくとも1回は、フォーマルなディナーを体験する機会があります。コース最終日には、卒業セレモニーが行われ、ディスコなどを楽しみます。
サマースクールのスタッフと生徒の比率は1対6。安心・安全に滞在できるよう、カレッジスタッフが24時間体制で生徒をサポートし、行き届いたケアを提供しています。すべての寮で、洗濯は週1回スタッフにより行われます。
到着時と帰国時の送迎について
到着日(日)と出発日(土)に、学校手配によるコーチ(バス)の団体送迎が行われます。指定空港/駅は、ヒースロー空港、セント・パンクラス駅(ユーロスターのみ)になります。到着時には、学校スタッフが空港でお迎えします。
出発の際は、帰国便出発時間に合わせて学校が手配します。
ヒースロー空港と研修地間の所要は約90分です。
空港送迎費用(往復):£250
送迎利用に適切な到着・出発時間
到着時間 6:00~17:00
出発時間 11:00~18:00
- セント・パンクラス駅の場合は、到着時間10:00~12:00、出発時間 12:00~14:00です。
- 上記時間帯発着以外のフライト、または指定以外の空港/駅をご利用の場合はお問い合わせください。
Welcome to Oxford College from Summer Boarding Courses on Vimeo.
プログラムについて
選択可能なコース(コースリスト)
SBCオックスフォード・カレッジでは、2024年6月30日から8月10日まで6週間に渡りサマースクールが開講され、7つのアカデミックコースから選択できます。将来専攻したい分野やキャリアにより、メディシン、インターナショナル・リレーションズ、法律、ビジネス、コンピュータ・サイエンス、エンジニアリング、ポリティクス&エコノミクスからお選びいただけます。
また、コースの特徴として、生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」が組み込まれています。このプログラムでは、クラスメイトと協力しながら、チームの一員としてプロジェクトに取り組むことで、コミュニケーションスキルを磨き、分析・批判的思考、創造性を養い、異文化理解、ソーシャルスキルを育みます。プロジェクト終了時にはすべての生徒がプレゼンテーションを行い、進学や将来のキャリアにも役立つようなスキルを身につけることが目的です。「Time to Shine」の課題は、選択コースにより異なります。
さらにもうひとつの特徴として、それぞれの分野のトップの専門家や学者によるレクチャーやワークショップに参加したり、職場や大学の研究室を見学できる「インダストリー・エクスペリエンス(Industry Experience)」があります。実際の仕事の現場を見たり、専門家から話を聞いたりする機会もあり、各分野の知識を深めるとともに、将来のキャリアの選択が自分にとって正しいかどうかの判断にもなります。
また、各コースとも、志望動機の書き方、面接や人前で話すスキルなど、大学受験に備えるためのコーチングも行われます。
- メディシン (15~17歳)
- インターナショナル・リレーションズ (15~17歳)
- 法律 (15~17歳)
- ビジネス (15~17歳)
- コンピュータ・サイエンス (15~17歳)
- エンジニアリング (15~17歳)
- ポリティクス&エコノミクス (15~17歳)
メディシン (Medicine)
メディシン(医学)コースは、医学、歯科学、医療業界分野への進学やキャリアを考えている生徒のためのコースです。医療英語のボキャブラリーや人前で話すスキルを強化するとともに、大学で医学を専攻する際の実践的なアドバイスや応急手当のトレーニングも受けられます。また、症状の特定や、所見の分析、患者を診断するスキルなど、医師としてまた医療の分野で働くための理論と実践的なスキルの習得を通して、医療業界への理解と知識を深めます。科目には、医学の歴史、解剖学、病理学、疫学、歯学、バイオケミストリー、薬理学などが含まれます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、医療診断のシミュレーションや、健康増進キャンペーンの企画を行います。体験型レッスンのインダストリー・エクスペリエンス・プログラムでは、現役の医師や救命救急士など医療の専門家によるワークショップに参加したり、ファーストエイドのトレーニングを通して救命救急スキルを学ぶ機会もあり、認定資格も取得できます。
インターナショナル・リレーションズ (International Relations)
インターナショナル・リレーションズコースは、将来、政治やジャーナリズム、安全保障、外交関係の分野への進学やキャリアを考えている生徒に最適です。プログラムを通して、実際の政治モデルと現在のグローバルな問題を研究することで国際情勢を分析し、国連やNATOの役割についても学びます。大学スタイルのレクチャーや、ディスカッションベースのセミナー、ケーススタディ・ワークショップも行われます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、国連会議を模して、架空の国家間の紛争の解決をテーマにリサーチやプレゼンテーションを行います。専門家によるレクチャーやワークショップにも参加します。
法律 (Law)
将来、弁護士や法律家を目指す生徒に最適なコースです。おもに不法行為法、家族法、刑事法、契約法について学びます。インダストリー・エクスペリエンス(体験型レッスン)では、実際の裁判を見学し、イギリスの法制度がどのように機能しているかを学ぶ機会があります。現役の弁護士をゲストスピーカーに招いてのレクチャーも行われます。また、生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、架空の刑事訴訟について疑似裁判の準備をし、裁判官、弁護士、検察官、被告人も含めたシミュレーションを行います。疑似裁判は、オックスフォードにある古い裁判所の実際の法廷で行われます。
ビジネス (Business)
ビジネスコースは、将来、起業家やビジネスリーダーとしてのキャリアを考えている生徒に最適なコースです。ビジネスにおける最新トレンドと、チームワーク、プレゼンテーションスキル、クリティカル・シンキングなどのビジネススキルを学びます。レッスン科目には、バジェットとファイナンス、マーケティング、サスティナビリティと成長、コミュニケーションスキルなどが含まれます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、スタートアップ企業のビジネスプランを展開し、審査員に向けて、その企業や商品についてのセールスプロモーションを行います。また、インダストリー・エクスペリエンス(体験型レッスン)では、専門家によるレクチャー、ワークショップに参加したり、企業訪問などが行われます。
数学 (Mathematics)
数学コースは、大学での数学の勉強を体験したい生徒に最適なコースです。グラフ理論、アルゴリズム、フィボナッチ数列など高度な科目に加え、純粋数学、応用数学の世界を探求することで未来の数学者に刺激を与えます。インダストリー・エクスペリエンス(体験型レッスン)では、オックスフォード大学の研究室を見学し、数学がコンピュータ・サイエンスとエンジニアリング・サイエンスにどのように応用できるかを学びます。また現役の数学者によるインタラクティブ・ワークショップ、レクチャー、リサーチプロジェクトも行われます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、ケーニヒスベルクの7つの橋や誕生日のパラドックスなど有名な数学の謎の理論について調査し、その結果を発表します。
コンピュータ・サイエンス (Computer Science)
Python、Java、HTML、CSSなどプログラミングの基礎を学び、ほかの生徒と協力しながら、ウェブサイトやゲーム、デジタルプロジェクトの設計・開発を行います。また、専門家によるセミナーやワークショップで、業界を体験できるようなプログラムになっています。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、ハッカソン&コーディング・チャレンジやテック・エキスポが行われ、チームで展示やデモンストレーションを行うことで、コミュニケーションスキル、チームワーク、リサーチ、プレゼンテーションスキル、問題解決力、創造性を養い、コンピュータ・サイエンスへの理解を深めます。
エンジニアリング (Engineering)
エンジニアリングコースでは、大学スタイルのセミナー、レクチャー、ワークショップを通して、ロボティクス、コンストラクション、機械工学、航空工学、環境工学などの理解を深めます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、サスティナブルな建物の設計や浄水システムの構築など、実際のエンジニアリングの問題を解決するために、チームで協力しながら、リサーチと研究、プレゼンテーションを行います。インダストリー・エクスペリエンス(体験型レッスン)では、見学ツアーや専門家によるワークショップなどが行われます。
ポリティクス&エコノミクス (Politics & Economics)
ポリティクス&エコノミクスコースは、政治、国際関係、ファイナンス、エコノミクスの分野への進学やキャリアを考えている生徒のためのコースです。エコノミックシステムや政治的イデオロギーについての導入コースで、現代の政治制度の歴史を分析し、経済がどのように政治的思考を形作るかについて学びます。大学での勉強や、その後のキャリアで必要になるリサーチ力、プレゼンテーション、英語のスキルを養います。レッスン科目には、英国議会、民主主義と国民投票、投票と選挙、経済成長、法律の制定、税収の使用などが含まれます。生徒が共同で行うリサーチプロジェクト「Time to Shine」では、議会のシミュレーションや選挙などの政治キャンペーンを実施する課題が与えられます。インダストリー・エクスペリエンス(体験型レッスン)では、専門家によるワークショップなどに参加します。
放課後のアクティビティ
夕食後に週2回、生徒が心身ともにリラックスし、パフォーマンスを十分に発揮できるように、「ウェルビーイング・アクティビティ」が用意されています。各種スポーツ、フィットネス系のアクティビティをはじめ、ヨガ、アート、詩、クリエイティブ・セッションなどバラエティーに富んだプログラムの中から、お好みのものを選んで参加します。勉強と休息のバランスを上手にとり実践することでリフレッシュすることの大切さを知り、大学生活のシミュレーションとしても役立ちます。またオックスフォード市内のウォーキングツアー、パンティング(川下り)を楽しんだり、生徒の自立性を伸ばすために、小グループでオックスフォードを散策する自由時間も設けられています。
ウェルビーイング・アクティビティ例
- Recreational sports (football, basketball, tennis)
- Yoga & mindfulness
- Fitness activities (swimming, jogging, aerobics)
- Art workshops (painting, photography, sketching)
- Reading & conversation clubs
- Nature walks
- Museum visits
- Logic games
- Music workshops
- Dance
- Punting
エクスカーション(小旅行)について
プログラムには、土曜日の終日のロンドン観光と、日曜日のオックスフォード近郊の半日観光の、週2回のエクスカーションが用意されています。ロンドン観光では、キューガーデン、グリニッジ王立博物館、ロンドン名所、ナイツブリッジなどを訪れるコースがあります。自由に散策をしたりショッピングを楽しむフリータイムも設けています。
ソーシャルイベントについて
夕食後には、リラックスした環境で生徒同士が交流できるように、スポーツ、ゲーム、クイズ、ディスコ、インターナショナルナイトなどさまざまなソーシャルイベントが組み込まれています。観劇、映画鑑賞、パンティングなど、キャンパス外でのイベントもあります。多くのプログラムは、それぞれのキャンパスに滞在する生徒が一堂に集まって、みんなで楽しめるように企画されています。また、週2回は、選択制のウェルビーイング・アクティビティに参加します(上記参照)。
コース日程と費用
2024年 コース日程と費用
2024年は、6月30日から8月10日まで6週間の日程で開講され、2週間または4週間受講できます。到着は日曜日、出発は土曜日でコース日程は以下のとおりです。
コース期間 | 開始日(日曜着)/終了日(土曜発) | コース料金 |
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2週間コース(13泊) | 6月20日~7月13日 | £5,995 |
2週間コース(13泊) | 7月14日~7月27日 | £5,995 |
2週間コース(13泊) | 7月28日~8月10日 | £5,995 |
4週間コース(27泊) | 6月30日~7月27日 | £11,990 |
4週間コース(27泊) | 7月14日~8月10日 | £11,990 |
コース費用に含まれるもの・含まれないもの
コース費用に含まれるもの | コース費用に含まれないもの |
---|---|
|
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コース費用に含まれるもの | コース費用に含まれないもの |
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・学生寮での宿泊 ・滞在中の全食事(朝食、ランチ、夕食) ・ランドリーサービス(週1回) ・アカデミックコースレッスン ・放課後のアクティビティ ・夕食後イベント ・週2回の終日観光(最終週は1回) ・プログレスレポートとコース修了証 ・コース期間中の医療と旅行保険 ・イギリスの携帯電話SIMカード ・オリジナルTシャツ | ・日本とイギリス間の航空券代金 ・ロンドン・ヒースロー空港と研修地間の往復の送迎 ・個人のお小遣い ・カギの保証金£–(退寮時に返金) |
- 学生寮での宿泊
- 滞在中の全食事(朝食、ランチ、夕食)
- ランドリーサービス(週1回)
- アカデミックコースレッスン
- 放課後のアクティビティ
- 夕食後イベント
- 週2回の終日観光(最終週は1回)
- プログレスレポートとコース修了証
- コース期間中の医療と旅行保険
- イギリスの携帯電話SIMカード
- オリジナルTシャツ
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